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ブログ企業シックス・アパートならではのオウンドメディア運営方法

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記事内容

webサイト構築CMSの「Movable Type」や、ビジネスブログASPサービス、「Lekumo(ルクモ)ビジネスブログ」等を提供し、これまでブログ文化の発展に取り組んできたシックス・アパート社。

そんな同社が運営するオウンドメディア「Six Apartブログ」は、ブログ運営のノウハウなど良質なコンテンツが揃っており、somewriteでも掲載をさせて頂いている人気メディアの一つだ。

今回は、「Six Apartブログ」編集部の壽氏と中山氏に、ブログ企業ならではのオウンドメディア運営方法やオウンドメディアを開始する上でのポイント等についてお話を伺った。

six-apart1 Six Apartブログ編集部 壽かおり氏(写真左)、中山順司氏(写真右)

- まずは簡単にシックス・アパート社の事業概要について教えてください

- 壽氏「シックス・アパートはブログから始まった会社です。 現在では、弊社製品は主に法人向けCMSやブログサービスとしてご利用いただいておりますが、元々は個人がブログを立ち上げるためのソフトウェアの提供から始まった会社です。そのため、設立当初から現在に至るまでブログ文化を醸成することに継続して力を注いできました。

ソーシャルメディアなど様々なサービスが出てくる中で、ブログというものはこの10年間ほぼ同じ形で残り続けていますよね。そういった意味では、我々がブログ文化を支えてきたという強い自負を持っています。」

社員15名で更新する体制

- では、「Six Apartブログ」の運営体制について教えてください。

six-apart03

- 壽氏「我々はブログの会社ですので、Six Apartブログを始める前から社内ブログを運営してきました。2005年に広報ブログを開始し、それ以外にも各製品ごとのブログを複数同時に運営していました。

これらはバラバラに存在していた形でしたが、社員の誰でも発信できるような集約された場所を作ろうということで始まったのがSix Apartブログです。現在は社員15名が書いています。」

sablog

- メンバーごとに担当やスケジュールなどを管理されているのですか?

- 壽氏「いいえ、特には設定していません。社員が持っているアイデアや知識を、なるべく拾い上げて記事にしていくということを意識しています。

社員が言いたいことがあった時に、このブログに書けばよいという空気を作るためにコミュニケーションと種まきを常にしていますし、記事の反応などをフィードバックしてモチベーションを高めるようにしていますね。」

Six Apartブログ流、ネタ作りの方法

− 記事のネタ探しについては各メンバーにお任せしているのでしょうか?

- 中山氏「最近は、社内SNSツールを使って"ぼやく"ようにしています。 私が仮想顧客という設定で、お客さまは現在、こんなことに困っているんじゃないかな?と言うと、誰かが答えてくれます。その内容をヒントにして、ヒアリングを行ったりしていますね。記事を書いたり内容をまとめるのは編集側でやるので、材料をください、と。

社内にあるリソースをうまく活用し、メンバーとコミュニケーションを取りながら、あの手この手でメンバーの頭の中にある情報を引き出すように努めています。」

- 壽氏「私は、業務上で調べたことをブログでユーザーに共有したりしています。例えばフェイスブックの仕様変更などがあった際、その仕様が変わった瞬間に自ら試してみて、サービスに反映しつつブログも更新するといった形です。」

− Six Apartブログは、社内情報をかなりオープンにしている印象です

- 壽氏「そうですね、内輪ネタをオープンにしたり、自分たちがモヤモヤしている様子なんかも記事として出すようにしています。他社が同じ様に困ったときのヒントになれば良いと思ってやっていますね。失敗も一つのコンテンツになりますし、どんどん参考にしてもらえれば良いんじゃないでしょうか。

裏側のダダもれ系、その赤裸々さもSAブログの魅力かなと。積極的に実験台となるイメージです。」

オウンドメディアはスモールスタートで

- 企業がオウンドメディアを立ち上げる際に、いくつかのハードルがあるように思います。代表的な例が"費用対効果"だと思いますが、そのハードルを越える方法について教えてください。

six-apart04- 中山氏「個人的には、少人数スタートが良いんじゃないかなと思いますね。オウンドメディアをやりたい!と思っても、必ず上司から言われるのが「KPIは?」「それ儲かるの?」ということ。 こう言われたときになかなか回答できないのが苦しいですよね。

そこでおすすめは、本業を怠らずにやるということ。はじめから予算や目標をしっかり設定するのでは無く、本業を続けながらもサブ的にオウンドメディアに取り組んでみることが良いと思います。スモールスタートでまずはやってみる、という事が大事なのではないでしょうか。」

- 壽氏「普段の業務において、色々と調べなければいけないことがあると思います。どうせならその内容を、ついでにオウンドメディアを通じてユーザーにも伝えてみることをおすすめします。そうすれば、調べごとが二毛作になりますので。

オウンドメディアのためだけに一日3時間費やすという事になると、どうしてもKPIや売上の話になってしまいますが、本業のために調査を頑張る時に、プラスアルファで記事としてまとめれば一石二鳥だよ、という考え方から始めるのが良いのではないでしょうか。

そうすることで、次第に企業名やサービス名が周囲に植え付けられていくと思いますし、成果も徐々についてくると思います。」

- 成果を社内でいかに伝えていくかも重要になりますよね?

- 壽氏「基本は、"本業を援護射撃します"というスタンス。販売に直結しなくとも、小さな成果を積み重ねていくことが大事だと思います。サイトへの集客やサービスの登録数など指標にしやすいものをまずは設定し、運営を続けていくことでプラスになっている部分を明示していくことが重要だと思います。」

オウンドメディアを継続していく方法

- オウンドメディア運営のハードルとして、始めたは良いものの継続していく事が難しいということも挙げられると思います

- 壽氏「仰る通り、継続できない事がオウンドメディア運営の大きな課題になっているように感じます。でも、私としては多少期間が空いてしまったとしても気にせず書いていけばいいと考えています。プレッシャーを感じずに、気楽な気持ちで取り組むべきでしょう。

たとえ頻繁に書けなくても、オウンドメディアのような発信できる場所を持っておくことは企業にとって非常に重要です。また、過去のログは自社にとって非常に貴重な財産になります。ですので、更新頻度が高くなくても、自社メディアを維持し続け、ネタが有るときに更新する、というところから始めるのも良いと思います。」

- 運用リソース不足という面もあると思いますが、オウンドメディアの運営を外部のパートナーに委託する流れも出てきていますよね?

- 中山氏「社内でなかなか運用に時間を割けない企業の場合、編集機能は外部スタッフを活用するのも有りだと思います。 ただし、コンテンツの元ネタはなるべく社内にあるべきですね。製品の担当者が調べたことや担当者の想い、何を解決すべきかという考えを発信していくことが重要だと思いますので。

外部スタッフには、中の人の声をまとめてもらったり、ライティングやネタのきっかけを提供してもらったりする形が良いのではないでしょうか。」

- なるほど。非常に貴重なお話が聞けました。本日はありがとうございました!

(somewrite編集部)
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