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人気ブログ「メディアの輪郭」著者、佐藤慶一(23)の輪郭

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記事内容
連載「メディアメーカー」

スタートアップに特化した情報や考察を発信するブログメディア、
The Startup編集長の梅木雄平がメディアにまつわる人々を取材し、
メディアの未来を紐解いていく。

- 貴方は、佐藤慶一を知っているだろうか?

メディアに関わる人間ならば、彼の名は覚えておいた方がいい。オウンドメディア関連企業やgreenz.jpでの編集・執筆経験を元に、現在は講談社の現代ビジネスで腕を振るう若き敏腕編集者だ。友人のイケダハヤト氏に聞いたところ「彼は3人くらいいるんじゃないか」と噂になっているほど優秀かつ無尽蔵な働きだという。

彼が最近始めた個人ブログ「メディアの輪郭」では、海外の最新メディア事情を中心に紹介。超ニッチながらメディア関係者としては非常に役立つ情報に、業界を震撼させている。しかもまだ大学4年の23歳。こんな若者が出てきてしまったかと、危機感を覚えながらも、同じ土俵で戦う優秀な若手との出会いに、梅木の心は高鳴った。(注:梅木はゲイではない)

新卒フリーランス編集者の衝撃!

佐藤慶一

- 佐藤氏は2012年に大学を休学し、オウンドメディア関連企業やgreenz.jpで編集やライティングの基礎を学んだ。
今は現代ビジネスの編集者兼ライターやNGO関連のサイトへの編集や寄稿を中心に活動している。


梅木:メディア関連の仕事に興味を持ったきっかけは何ですか?

佐藤:大学3年の時にミャンマーの難民キャンプに行きました。下調べをして行ったのですが、現地に着いてからほぼ知らないことばかりで。その時にNPOやNGOがいかに情報発信をしていないかを思い知りました。このように、知られていないけど埋もれている情報を掘り起こし、伝えることに価値があると感じ、メディアの仕事に興味を持ち始めました。

- greenz.jpにも寄稿しているということもあり、彼はソーシャルグッド路線だ。ああ、僕とは真逆だなあ。

梅木:現在は学生とのことですが、卒業後はどうされるのですか?

佐藤:既にフリーランスとして現代ビジネスの編集や寄稿だったり、NGO関連のメディアに携わっています。
卒業後も変わらずフリーの編集者として活動を続けたいと思います。実は現代ビジネスの仕事もWantedlyで見つけました。就職活動しようと思っていたのですが、Wantedly上でたまに編集の求人があることに気づいていて。タイミングよく現代ビジネスの求人がありました。

- 新卒からフリーランス...。今までも可視化されていないだけで、そういう人が全くいないわけではなかったのだろうが、社会人3年目に独立するまで会社員だった僕に新卒でフリーランスになるという選択肢は学生時代なかった。骨太ですな。。。

同じ趣向の人と知り合いたく「メディアの輪郭」を立ち上げた

メディアの輪郭

- 彼が立ち上げた「メディアの輪郭」は海外メディアに関する質の高いニッチな情報を発信し、メディア関係者の注目を集めている。

梅木:メディアの輪郭を立ち上げようと思ったのはなぜですか?

佐藤:ニッチなトピックを扱うことで、それに反応する読者を可視化したいと思いました。タイトルで読者をスクリーニングできている実感があります。マニアックすぎるとそれに反応する人もマニアックなので。そうして同じ物事、メディアの輪郭の場合はメディアに興味がある人を集めて、メディアについて語り合うメディアをより多くの人を巻き込んでやってみたいという目論見がありました。

- 結果的に私が運営しているThe Startupもニッチなスタートアップ情報から出発し、それに関心がある読者を巻き込んできた。ニッチな話題には少ないけれども「濃い人」が集う。

梅木:メディアについて語るメディアは日本ではあまり見かけませんね。The Startupでもたまに取り扱うトピックですが、人気はありません(笑)

佐藤:海外ではメディアが他の媒体について書くことは不思議なことではありません。国内では個人で海外情報を発信する方がいらっしゃり、立ち上げ時の参考にさせていただきました。若手でメディアに関するメディアを展開されている方はまだいないと思います。

佐藤氏が参考にしたメディア一覧を記載しておこう。(敬称略)


バイラルメディアや動画ニュース、解説ニュースに注目

- メディアの輪郭を主催するだけあり、メディアに対する見識は深い。

梅木:2104年のメディアではどのような変化があると思われますか?注目のメディアなどもあれば教えて下さい。

佐藤:バイラルメディア、動画ニュース、解説ニュースの3つに注目しています。バイラルメディアの代表格はUpworthy。1本で1,700万PVを稼ぐ記事もあります。

次に動画ニュース。NowThis Newsでは15秒から60秒の動画ニュースを流しています。

最後に解説ニュース。国内のTHE NEW CLASSICあたりが最新ニュースをわかりやすく解説しており、ヒットの兆しを見せています。動画は一つのトレンドで、instagramで15秒やVineで6秒の動画を撮って流す傾向が今後増えると予測します。米国のテック系メディアMashableがNowThis NewsのVineディレクターを採用したというニュースからも、メディアが動画に注力する様子を窺い知ることができます。

参考記事:ウェブメディアの未来を探るータイム紙が選ぶ「2013年のベストウェブサイト」から4つを紹介

梅木:最後に、今後のメディアのマネタイズについてどうお考えでしょう?

佐藤:3つ考えています。1つは如何にPV単価を上げられるかという点。リアルイベントなども開いていくことで、メディアをコミュニティ化することで、読者一人一人から貰えるメディアの価値を高める。サロンやメルマガもこういう視点があるのかもしれませんね。

2つ目はネイティブアドの存在。バナー広告では限界があり、海外ではネイティブアドの勢力が増しており、日本でもその傾向が強まると思います。

最後にコマース。meryのようなバーティカルメディアとコマースは相性が良いと感じます。

- 佐藤氏のメディア業界の展望と筆者の見解に相違はなく、如何にスピーディーに時代に対応できるかが2014年以降の生き残りを左右すると感じた。

プロフィール
佐藤慶一佐藤慶一
1990年生まれ。新潟県佐渡島出身。ウェブ編集者。greenz.jpのライターインターン、オウンドメディア関連会社でのウェブ編集アルバイトを経て、講談社「現代ビジネス」のウェブ編集者に。その他、NPO/NGOのウェブメディア立ち上げ/編集、企業のオウンドメディア立ち上げ支援などを行っている。

著者プロフィール
umeki梅木雄平
The Startup」編集長。慶應義塾大学卒業後、複数のスタートアップ企業での事業経験を経て、2013年にThe Startupを設立。スタートアップ業界のオピニオンメディアThe Startup運営の他、東洋経済オンラインや月刊事業構想への寄稿も手掛ける。

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