Somewrite
特集

ニュースサイト「THE NEW CLASSIC」が見据える"メディアの新たなマネタイズ手法"とは

Somewrite
somewrite特集
サムライト株式会社
Btn reader cnt 175
このエントリーをはてなブックマークに追加
記事内容
2013年の10月に立ち上がったばかりのニュースサイト、
THE NEW CLASSIC」をご存知でしょうか?

東大や早稲田の院生らによる専門性のある知見を生かし、歴史や哲学・政治・経済などのタイムリーな話題を解説することで、昨今非常に注目を集めているニュースメディアです。

今回はそんな「THE NEW CLASSIC」の編集長である石田健氏に、メディアの現状や今後の方向性についてインタビューを実施しました。

THE NEW CLASSICとは?

ー それではまず、「THE NEW CLASSIC」の概要について教えてください。

はい。THE NEW CLASSICは、「一歩深く読むニュースメディア」というコンセプトのニュース解説メディアです。

newclassic

海外の政治や経済情勢など、日本のメディアがそこまで深く扱わないニッチなテーマを深掘りしています。リアルタイムにニュースを追いたいというよりも、情報について深く知りたいときに利用してもらえるよう、それぞれ得意分野を持ったチームメンバーで運営しています。

ー 「THE NEW CLASSIC」を始めるに至った経緯は何だったんでしょうか?

まず私自身が大学院で歴史学を専攻しており、メンバーも修士号を取得していたり、博士課程へ在籍していたりという環境にあります。そのメンバーで定期的に勉強会をしていた時に、自分たちの得意分野を生かしたwebマガジンを作っていこうという話になったのがきっかけですね。

石田さん5

ー なるほど、では各メンバーの専門性が強みということですね?

はい。ただ、専門性といっても、それだけで勝負するという訳では無く、あくまでトレンドのニュースを扱うということを心がけています。 それぞれの得意分野を生かしながらも、最新トレンドをうまく踏まえていく。例えば政治や金融の分野に強いメンバーはいますが、だからと言って政治しか扱わないという訳では無いですね。

ー トレンドと言うと、具体的にはどんな内容でしょうか?

例えば最近話題になっている「Bitcoin」を扱った記事。 今までであればテクノロジー系メディアが扱うニュースだった訳ですが、この領域はIT分野でもあり、金融分野でもあると言えます。IT系のメディアでは掘り下げないような部分も、金融や経済に詳しいメンバーが専門性を生かして詳細に解説することで、差別化を図るようにしているのです。 経済とテクノロジー、金融とテクノロジーなどハイブリッド型で提供できるような編集の方針を持っています。

ニッチ化による固定ファンの獲得

また、わたしたちのメンバー構成として、語学に強いことも特徴の一つです。 フランス語圏やドイツ語圏のニュースも把握できます。他社があまり扱わないような海外の地域、例えば東ヨーロッパの経済情勢などを掘り下げたニュースは他では読めないと思いますので、そういった点も強みになっていると思います。

簡単に言ってしまうと、「Tech crunch」や「Mashable」の政治・経済・国際情勢版と思って頂ければイメージしやすいかもしれません。海外の政治経済に特化したニュースサイトやソーシャルメディアでの情報をキャッチして、それらを分かりやすく詳細に解説していく形を取っています。

ニッチなテーマや地域ニュースを扱っているため、一気に大きなPVを生み出すわけではありませんが、既にコアなファンが定着していますので、確かなニーズがあると感じています。

ー ちなみに現在、「THE NEW CLASSIC」へのユーザーの流入経路は何がメインなのでしょうか?Googleニュースやハフィントンポストへの記事提供をされていると思いますが、それらの他社メディアからユーザーが来ているのですか?

現状の流入という意味では、先ほど申し上げたように固定のファンが多いため、自社のTwitterやFacebookからのトラフィックが多いですね。あとは検索流入も割合としては大きいです。扱っている話題が他社と重複することが少ないため、こうした状況を生んでいると考えています。

また、他社メディアとの連携については、どちらかと言うと直接の流入よりもTHE NEW CLASSICの認知や信頼性の向上に役立っていると思っています。現在はgoogleニュースやハフィントンポスト、BLOGOSにコンテンツ提供をおこなっているのですが、これらのような知名度の高い媒体と連携することにより、まだ始めたばかりのTHE NEW CLASSICが徐々にユーザーの信頼を得ていけると良いなと感じています。

敢えてトレンドに逆行する意図とは?

ー 「THE NEW CLASSIC」の今後の方向性について教えてください。

短期的には、メディアのボリューム自体を大きくしていきたいと考えています。例えば現在の政治や経済といった大きなカテゴリを細かく分類していくようなイメージです。

また、中長期的に目指す方向性としては、フローで流れてしまうようなニュースでは無く、例えば1年後に振り返ってチェックできるようなアーカイブ性の高いメディアを目指していきたいですね。 例えばヨーロッパで事件が起こったとして、その内容だけを報じるのでは無く、その事件に至るまでの他のニュースとの関係性や前後関係なども含めて確認できるような形で提供していきたいと思っています。

多くの新聞社のweb版ニュースは過去の記事が読めなくなってしまうと思うのですが、我々はそうではなく記事のストック性を重視したいと考えています。

ー なるほど。一方でそれは、最近のトレンドであるスマホでニュースを閲覧する環境、つまり検索性やストック性は重視せず、Gunosyやスマートニュースのようにニュースをフローで閲覧して完結する流れとは逆行しているように感じますが?

はい、その通りだと思います。その意味では、敢えてトレンドと逆行しようとしているのです。

コンテンツの流通量があまりにも多くなっている現在、ユーザーがコンテンツの流れを追えなくなってしまっているため、まとめサイトやキュレーションサービスの価値が高まり、利用者も増えているなと感じています。

我々は技術力が強みという訳ではありませんので、専門性を生かしたニュースの深堀りを行うことによって、まとめる側では無くまとめられる側として強くしていきたいという戦略を持っています。それがトレンドとの逆行という意図ですね。

テクノロジーの進化によって、ニュースの流通側には大きな変化が起こっていると感じています。スマートニュースやGunosyなどの登場で、スマホ経由でのコンテンツとの出会い方が劇的に変わったと。

一方で、コンテンツの生産者側にとっては、広告との兼ね合いであったり、オピニオンを扱う場合には事実関係の確認などのコスト、また社会情勢や政治についても同様に事実や考察に関する調査分析コストなどがあり、いくら流通側に変化があったとしても、これらの負荷が軽減されている訳ではないんですね。

我々の想いとしては、コンテンツの生産側としてコストを担保できるような成長と、結果として大きな変化を生み出していきたいと。そんな風に強く思っています。

THE NEW CLASSICが見据えるメディアの新しいマネタイズ戦略

もう一つの軸は、データやレポートにしても恥ずかしく無いようなレベルのコンテンツを作っていくことで、お金を払ってでもコンテンツを見たいと思ってもらえるようにしたいなと思っています。

ー それはユーザー課金型のメディアを目指すということですか?

いいえ、ニュース自体に課金をさせようとは思っていないです。

例えば先ほども例に出したbitcoinを挙げると、既に扱っているニュースサイトはいっぱいある訳です。ただし、しっかりと調査をした上でのレポートという意味では、まだ日本語メディアではそれほど提供できていないのではないかと思います。

一方、企業側のニーズとしても、このbitcoinにビジネスチャンスを感じているところはあると思います。そういった企業向けに、ニュース題材を切り口としたレポートや情報を提供することによって収益化を図っていきたいと考えています。

我々が注目している東ヨーロッパや中東、アフリカなどのニュースは、企業側からするとあまり入ってこない情報ですので、それらをまとめてレポートにしたり、海外進出の際の参考にして頂くようなイメージを持っています。

ー それはつまり、ニュースを起点にして、データやトレンド、分析などのサービスを提供していくコンサルティング会社のようなイメージということでしょうか?

そうですね。ただ、専属の調査部署などがある大企業に対してそれらの提供を行っていくという訳ではなく、中小規模でニッチサービスを扱っているような企業などにリーチ出来ると良いなと。例えば特殊な機器を海外輸出しているようなメーカーなどですね。

調査や分析に対してのリソースが無い企業も多いと思いますので、小額でも定期的にお金を支払ってもらうような価値ある情報を提供できるようにしていきたいと考えています。

ー そういった意味では、「THE NEW CLASSIC」はニュースメディアである一方で、情報の提供をフックに自社サービスの見込み顧客と接点を持つオウンドメディアとも言えるということですね。

そうですね、そういった側面もあると思っています。これらの方向性を実現するためにも、まずはしっかりと信頼してもらえるようなニュース解説サイトを運営していきたいと思っています。

ー なるほど!理解しました。それでは、本日はありがとうございました。

あとがき

今回お話を伺った新進気鋭のニュースメディア「THE NEW CLASSIC」が、本日よりsomewriteに加わることに!

話題の政治ニュースなどを見逃さないよう、ぜひ読者登録をしてみてはいかがでしょうか。


THE NEW CLASSICの記事一覧ページへ
注目メディア
Careersupli
アデコ株式会社
Btn reader cnt 4
Omiselab
株式会社モンスター・ラボ
Btn reader cnt 8
Andsweets
株式会社ビジョンクリエイト
Btn reader cnt 10
Careerhack
エン・ジャパン株式会社
Btn reader cnt 77
Icn article list 関連記事
Icn kiji link 人気記事ランキング
Icn media link 人気メディアランキング
Msg ranking1 Keiei hacker
freee株式会社
Btn reader cnt 177
Msg ranking2 Somewrite
サムライト株式会社
Btn reader cnt 175
Msg ranking3 Inboundmarketing
株式会社ガイアックス
Btn reader cnt 163
Msg ranking4 Baseu
BASE株式会社
Btn reader cnt 161
Msg ranking5 Lancers magazine
ランサーズ株式会社
Btn reader cnt 159
Msg ranking6 Seohacks
ヴォラーレ株式会社
Btn reader cnt 154
Msg ranking7 Cybozushiki
サイボウズ株式会社
Btn reader cnt 150
Msg ranking8 Techacademy
キラメックス株式会社
Btn reader cnt 143
Msg ranking9 Lig
株式会社LIG
Btn reader cnt 142
Msg ranking10 Memopatch
株式会社グッドパッチ
Btn reader cnt 136
注目キーワード

梅木雄平「メディアメーカー」

"BALANCE"

オウンドメディア

閉じる